野良の迷子猫

2003年5月29日
先日、夜けっこう遅くに帰宅すると、マンションの植え込みからすごい鳴き声がしていました。
甲高い、泣きわめくような声で「ぴにゃーん!ぴゃーん!」と鳴いていたのは手のひらサイズの白っぽい仔猫で、近づいて声を掛けても逃げるばかり。
多分、野良で、母さんとはぐれてしまったんでしょう。
誰かが捨てていたにしては、小さいのに威嚇したりものすごい速さで次の植え込みまで逃げていったりと、とても捕まえられるものではありませんでした。
どっちにしろ猫扱いに慣れていない上に、一日の半分強を留守にしている私に、仔猫の世話は無理なのは分かっているんですが。
保護してどうするんだっていう気持ちと、放っておけない気持ちと半々のまま、仔猫はどこかに姿を消してしまいました。

昨日、またその仔猫を見かけました。
マンションの斜め向かいに猫を飼っている家があって、そこの猫用なのか、玄関に発泡トレイに乗せたごはんが出しっぱなしになっているのを食べていたようです。
もう、鳴いてはいませんでした。
私の姿を見ると、すぐに家と家の隙間に逃げていきました。

本格的な野良になっちゃったんだなぁ、と思うと、なんか複雑。
でも、どうにかしてやれるのかというと・・・

ウチに帰ると、元野良の楽が、盛大ににゃあにゃあ言いながらすり寄って来ました。
同じような境遇で、外の仔猫はもう大人並のしたたかな野良になり、楽は仔猫よりも子供です。


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